プロジェクトエピソード

なぜこの仕事にハマるのか?

近藤
1968年生まれ
1993年入社

渡辺
1982年生まれ
2014年入社

自分たちで調べて、判断する。
簡単じゃないから面白い。

一番思い出に残っている仕事は?

近藤ちょっと変わった特殊な工事が、印象に残っていますね。たとえば、数年前に担当したシールド工事は、この仕事を20数年やってきて初めて経験するものでした。当時、相模原市内に水が溜まって湖のようになっている場所があり、雨が降って増水すると土石流になる可能性があるということで、その水を抜く工事を請け負うことになったんです。簡単に言うと、水が溜まっている場所の下に管を通して、水が流れる水路をつくるという工事でしたが、3年ほどかけて全長700メートルの管を地中に通しました。
とにかくやったことがない工事だったので、わからないことばかりでした。安全に工事を進めるにはどうしたら良いのか、何か問題が起きたときにどう対処をすれば良いのか、ノウハウを得るために何度も調査を繰り返しましたし、協力会社の職人さんとも打ち合わせを重ね、知恵を借りながら進めていきました。「未知の世界」がずっと続く感じで苦労することもたくさんありましたが、新たに知ることがたくさんあって楽しかったですね。

渡辺その気持ちはよくわかります。「難しいからこそ面白い」という部分はありますよね。まさに、今私が担当しているインターンチェンジの橋梁工事も一筋縄ではいかないところが多く、これまで経験してきた案件の中で一番印象深い仕事になっています。既設の橋梁を耐震補強するための工事なのですが、建設された当時とは現場の状況や構造物自体の状態が変わっているので、設計図があってないようなものなんです。材料にしろ工法にしろ、自分たちで調査をしてベストな方法を選択しなくてはいけません。
現在、先輩たちと一緒に5人で現場管理を担当していますが、全員で打ち合わせをしながら1つひとつの方針を決めていくプロセスが楽しいというか、とても新鮮ですね。現場を熟知している先輩から学ぶことがたくさんありますし、調査・検討する範囲も今まで以上に広いため、新しい知識もどんどん身についています。自分にとってすごく良い経験になっていると感じています。

やりがいを感じる瞬間は?

近藤「瞬間」というと難しいですが、モノをつくること自体が好きなので、最初から最後まですべての工程が楽しいですね。また、ただモノをつくることにやりがいを感じるだけでなく、土木工事を通して「社会的な役割を果たしている」という自負もあります。先ほど例に挙げた貯溜水を抜く工事も災害を未然に防ぐことが目的でしたし、橋梁の耐震工事も道路の舗装工事もすべての工事が人々の安全・快適な暮らしを守ることにつながっています。社会の役に立つ仕事だからこそ、より大きなやりがいを感じる部分もあるかもしれません。

渡辺私は、やっぱり工事が終わったときに一番のやりがいを感じますね。どんな工事でも、思うように現場が回らなくて悩んだり、自分自身の気持ちが落ち込んでしまったり、何かしら苦労することがあります。それでも頑張れるのは、周りの先輩たちの励ましや支えがあるからなんです。長い工期の中で、さまざまな問題を全員で乗り越えて、つくりあげていく。だからこそ、完成したときの達成感は格別です。きっと今担当している工事が終わったら、これまでで一番大きな達成感を味わえると思います。

近藤それから、ある程度経験を積んで現場での判断を任せてもらえるようになると、責任者として「どうすれば良いか」と自分の考えで現場を回せるので、仕事の手応えもより大きくなります。工事の仕上がりや進め方に関してはいくらでも工夫できますから、「こんなこともできるのでは?」「こうしてみよう」とプラスアルファのアイデアを考えるのが楽しいんです。

渡辺近藤さんの言うように、私も自分で考えて仕事を進めていく面白さは感じています。ただ、まだちょっと1人で現場を任されるのは心細いですが…(笑)。経験豊富な先輩たちを見ていると、どんな現場でも「もっと良くできないか」「改善できないか」と考えることを楽しんでいるように見えます。私も経験を積んで、早く先輩たちのような技術者になりたいですね。